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★★「Visionと戦略」最新号の紹介
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【Visionと戦略】ピックアップ記事

私のVisionと経営戦略 医療福祉最前線 特集 霞ヶ関レーダー
深眼真眼 連載 接遇レポート セミナーダイジェスト

セミナーダイジェスト

5月16日(土)21年改定に向けた通所リハ・通所介護の機能強化と経営改善セミナー

5月16日(土)21年改定に向けた通所リハ・通所介護の機能強化と経営改善セミナー

通所リハ・通所介護の機能強化と
経営改善の進め方と業績を築く経営戦略


 通所リハ・通所介護の機能強化と経営改善の進め方と業績を築く経営戦略をテーマに、株式会社メディックプランニング 代表取締役の三好貴之氏が講演を行った。
 はじめに新型コロナウイルス対策について、報道は新型コロナウイルス患者に対する医療崩壊危機を連日報道しているが、それ以外の医療機関・介護施設で起こっていることは、ヽ依茣擬圓慮詐・抑制入院患者の減少・抑制F所者の減少・抑制つ冥蝓λ問サービス利用者の減少・抑制・休業である。診療報酬も介護報酬も2カ月遅れで入ってくるので、6月から直接的な収益源が待っていると述べた。
 一般的な有事の際に行う経営判断としては、徹底的に守りに入るのがセオリーで、例えば何もない時は「売り上げを上げる」ために患者数・単位数・訪問件数を増やすが今はこれが出来ない。措置的な「訪問サービス」「短時間利用」「電話連絡」もまだ、利用者や家族、ケアマネの理解が得られない。しかし、実際の利用者のケアを考えると、通所で出来ることに訪問サービスを組み合わせれば、色々なことが出来るようになる。氏は2019年に出された地域包括ケア研究会報告書の内容にも触れ、訪問サービスにはぜひ取り組んでいただきたいと述べた。
 売り上げを上げることが難しい場合は、やはり「費用を下げる」ことが重要で、/遊鑒餮此瞥松蠖涌の整理と業務改善)投資費用の減少(教育費、出張費、新規事業)7戚鶸愀犬慮直し(委託業者、給食、光熱水費等)をポイントとして挙げた。氏は最悪のシナリオを想定しつつ、早く動くのが有事の際の経営判断と述べた。

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5月24日(日) 労働法改正に伴う病院・施設経営とパワハラ・セクハラ対策セミナー

5月24日(日) 労働法改正に伴う病院・施設経営とパワハラ・セクハラ対策セミナー

パワハラ防止対策の法制化等ハラスメントに関する
労働法改正における法人のコンプライアンス対策


 はじめにウェルフェアー・J・ユナイテッド 代表取締役社長 本間秀司氏が講演をした。本題に入る前に、「働き方改革」について、トリガーとなったのは大手広告代理店勤務の女性の過労による自殺からだと言われているが、戦後以降の日本における長時間労働というカルチャーは世界基準と乖離しており、2013年に国連から問題提起されていたことから、19年4月からの働き方関連法、20年4月からの同一労働同一賃金の制度化、20年6月からのパワハラ防止法施行の3本柱は必然の流れであると述べた。パワハラ防止法―法律では職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、また職場環境を悪化させる行為と定義している。厚労省が「職場のパワーハラスメント」を6つに分類し、典型例を示しているが、非常にわかりにくいという。日本では最高裁判所の法律的判断(判例)が考え方の基準となっているとし、後半、細田氏の講演で判例に照らし、ハラスメントに対する解釈の事例や詳細解説をすると予告した。
 氏は、「人」という生き物は、ハラスメントをする動物であり、特定の人間が、特定の人間に対し『生殺与奪』の権限を持つと、いつでも誰でもハラスメントが起こり得る。さらに人類が高い社会性を発展させてきた歴史のなかで、非協力的者を排除してきたDNAが今も受け継がれていると、書籍「人は『いじめ』をやめられない」(脳科学者 中野信子著)の内容を紹介し、ハラスメントは私たちのDNAに備わったものなので、マネジメントが必要だということを経営者に理解してほしいと述べた。

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4月11日(土)特定処遇改善計画書届出対策 オンラインセミナー

4月11日(土)特定処遇改善計画書届出対策 オンラインセミナー

特定処遇改善計画書と実績報告書作成に伴う
算定要件の再点検と確実な処遇改善の実務


 本セミナーは、「特定処遇改善計画書と実績報告書作成に伴う算定要件の再点検と確実な処遇改善の実務」をテーマに、小濱介護経営事務所 代表 小濱道博氏がオンラインセミナーによる講演を行った。
 初めに今回発生した新型コロナウイルス拡大に伴い、介護業界にも2月・3月に影響がで始めており、5月に資金調達が必要な介護事業所が発生すると解説した。次に、介護業界における人材不足について説明。2019年度の人材不足による倒産は、年度ベース最多の426件、前年度より10%増であり、求人難型の倒産が3.2倍増となっている。また、訪問介護における有効求人倍率は13倍に上昇し、全職業の平均倍率1・46倍と比べるとおよそ9倍、介護職全体の平均の3・95倍と比べても3倍以上の高さで、新たな人材を確保することが一層難しくなっている。その背景には、非正規雇用が多く、仕事量のわりに収入が低いことなどが指摘されている。更に経営概況調査によると、平成31年度の各サービスの平均の収支差率は3.1%であり、平成30年の経営実態調査では3.3%であった。昨年度より収支差率の平均値が下がった理由としては、人件費の増加や派遣社員の雇用が挙げられると説明した。

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4月25日(土)20年診療報酬改定の完全算定と増患増収対策オンラインセミナー

4月25日(土)20年診療報酬改定の完全算定と増患増収対策オンラインセミナー

20年改定の新設・変更点数の完全算定と
増患・増収で高業績を築く病院経営戦略


 講師は、(株)リンクアップラボ代表 酒井麻由美氏。
 2040年の医療提供体制を見据えた改革は^緡纏楡澆虜播配置の実現と連携、医師・医療従事者の働き方改革、実効性ある医師偏在対策の一体化の3点である。更に掘り下げると、【視点1】働き方改革の推進―マネジメントシステムによる組織力向上と成果、アウトカムに着目したタスクシェア/タスクシフティング、人員配置の合理化。【視点2】安心安全で質の高い医療の実現―牾依茲領れを変える瓩かりつけ医機能を明確化、治し支える医療の犹戮┃瓩肪緻椶靴織螢魯咼蠹のアウトカム評価の推進。その他院内薬剤師業務の評価、そして変革に向けたICT活用と医療介護連携。【視点3】病床機能や外来医療の機能分化、質の高い在宅医療の評価、薬剤師や管理栄養士との連携等―である。
 地域医療構想においては急性期病床を絞り込み、支える医療の強化と在宅医療提供体制を重視し、人口構造の変化に伴う2025年以降の地域のベッド編成や医療機能別役割等を解説。二次医療圏ごとの入院・外来医療も可視化、人口減少と機能分化のイメージを持たせ外来医療の偏在についても言及した。
 続いて各項目別の解説へ。

■初再診料―18年改定にて初診料に機能強化加算80点(地域包括診療加算、地域包括診療料、在宅時総合管理料等5つの加算の届出が要件)が創設。20年改定で、専門医・専門医療機関の紹介をかかりつけ医の機能に位置付け、院内掲示や配布用チラシを要件化し、フリーアクセスの制限を持たせるような仕組みとした。さらに、紹介後の結果報告の評価として診療情報提供料沓隠毅暗世鮨契澆掘既述のかかりつけ医機能を有する医療機関のメリットを強化させた。他、電話再診による救急病院への紹介の評価、オンライン診療料等の施設基準や算定要件を緩和し、患者が医療機関にかかりやすい仕組みとした。

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2020年3月6日(金)20年診療報酬改定に対応するリハビリ部門のリーダーシップ講座

2020年3月6日(金)20年診療報酬改定に対応するリハビリ部門のリーダーシップ講座

2020年診療報酬改定を踏まえ、リハビリ部門の部長・科長・主任は何をすべきか、株式会社メディックプランニング 代表取締役 三好貴之氏が講演をした。
 今回の診療報酬はプラス改定となった。しかし地域によっては、診療報酬の点数以上に厳しいのが人口減少である。多くの地域で人口が減少し、高齢者の人口も減っている地域もあるので、患者をどう集めるかが重要となっている。このような場合は、病院・外来のリハビリだけでは減収するので、介護保険でのリハビリが重要となる。このように地域によってどのようなリハビリを提供するかは異なってくるので、自法人のある地域の地域医療構想や介護事業計画などを確認してほしいと述べた。
 続いて疾患別リハビリの報酬について説明した。1日21単位を死守せよという話もあるが、単位至上主義はいかがなものか。在宅復帰に向けたカンファレンスや家屋訪問調査等、リハビリの質を高め患者や地域のために何ができるかを考えることが重要である。またリハビリ部門の収益性は点数だけでなく人件費でもみるとし、人件費率が50%を超えていなければよいと述べた。
 診療報酬でリハビリ部門に求められていることは、ADLをいかに維持向上させるかなので、病棟でのセラピストの配置を考えてほしい。また回復期以降の病棟を持つ病院に対しては、400床以下のところは在宅復帰だけを目標にせず、家に帰った後もリハビリを継続することが重要であるとした。今回の診療報酬でもそうだが、リハビリに関して医療で算定できる期間が短くなっている。それをカバーするため、これまで以上に医療介護連携を強化してほしい。また前々回の介護報酬改定で「活動と参加」に焦点が当てられ、生活行為や家庭・地域での役割づくりが重要となっているとし、病棟にもセラピストを配置してADLを管理する(=全体最適のための提供体制)、院外への通所訪問にもいく(=アウトリーチによるシェア拡大する)ことが鍵となる。今までリハビリ室にいたセラピストが、これから次々に病棟や通所など外にでていくので、マネジメント体制の強化が必要であるとした。

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2020年3月14日(土)地域の信頼を築き人材確保に成果を上げるHP制作と広報戦略セミナー

2020年3月14日(土)地域の信頼を築き人材確保に成果を上げるHP制作と広報戦略セミナー

なぜ、今のホームページでは患者・利用者・職員が集まらないのか?どんなに多額な募集コストをかけても応募がない。一方ホームページで人材が集まる法人もある。その違いはどこにあるのだろうか。地域の信頼を築き人材確保に成果をあげるホームページ制作と広報・ブランディング戦略をテーマに、ウェルフェアー・J・ユナイテッド株式会社 代表取締役社長の本間秀司氏、WJU ICTネットワーク株式会社 専務取締役の早川裕介氏、Brave Marketing 代表の葛西真澄氏が講演を行った。
 1席目は本間秀司氏が登壇。はじめに、診察室が常に満員の病院と閑古鳥が鳴いている病院の二極化が始まっている現状を挙げ、これからの医療、介護サービス、福祉サービス経営は、質が悪いところは淘汰されていく。患者本位、利用者本位のサービスを提供することは当たり前のこととして、いかに法人の情報を正しく地域に伝えるかが問われる時代になった。氏はWJUの持つ豊富なコンサルティング経験から、勝ち残った法人がこれから本気で取り組まなければいけない経営課題の一つが、ホームページ戦略・広報戦略・ブランディング戦略だと述べた。
 まずホームページには正しい作り方・伝え方があることを理解するのが大事なポイントである。ホームページを作ることが出来る人はたくさんいるが、なぜコンサルティング会社が作るのかというと、誰に・何を・どのように伝えるかを理解しないまま出来たホームページは何かが違っていて、「思ったほどの効果が得られない」ことがあるからである。つまりホームページは誰でも作れると思ったら大間違いで、魅力的なコンテンツが勝負であり、どのように自社の魅力を引き出し、いかにしてステークホルダー(患者・利用者・職員など)の関心や要求を満たすか、その広報戦略・ブランディング戦略を解説していくと述べた。

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2月13日(木)老健施設における相談機能の強化とリハ専門職配置促進セミナー

2月13日(木)老健施設における相談機能の強化とリハ専門職配置促進セミナー

老健施設の本来機能強化に貢献する
リハ専門職による相談機能向上と役割


 1席目は老健施設せんだんの丘 施設長 土井勝幸氏が講演した。前段、老健施設を取り巻く医療・介護環境の変化を解説。
 医療需要の変化に伴い機能分化や病床再編促進にて、回リハや地ケアが老健にどのような影響を及ぼすかを予測。また支援相談員の役割や問われるスキル、効率の良い在宅復帰の考え方にも言及した。
 せんだんの丘は平成 12年に開設、超強化型として稼働率63%前後を常にキープ。通所・訪問リハ、定巡等にも各々専門性を備える。リハ職は総数35名で内老健専従9名、支援相談員1名、ケアマネ1名を配置する等、全職種にリハ職が関わる特質をもつ。
 氏は在宅復帰のポイントは入所中の頻回な居室訪問、介護職をメインに多職種による自宅の環境整備、相談室の体制強化と言う。相談室にリハ職を配置する最大のメリットは見立て(暫定ケアプランの質)であること。また医師の協力がベッド稼働に多大な影響を及ぼした経験にも触れた。
 スキルの高い支援相談員には、一定の権限を持たせるべきであると氏。在宅復帰後は集中的に3か月間、1日目から訪問・通所リハをセットで訪問。その後は往復利用にて地域活動から高収入に繋げる。これらのことから収入を生むリハ職の相談員配置は理に叶っているとまとめ、講演を終えた。

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2月23日(日)“中林 梓氏”の2020年診療報酬改定速報の詳細解説セミナー

2月23日(日)“中林 梓氏”の2020年診療報酬改定速報の詳細解説セミナー

2020年診療報酬改定詳細の徹底解説と
施行に向けた完全算定・基準届出の対応策


424病院の再編統合は
民間病院・診療所に影響



 「2020年診療報酬改定詳細の徹底解説と対応策」について講演したASK梓診療報酬研究所 所長の中林梓氏は、今回改定の根底にある要素として人口問題を挙げた。今までの改定は2025年問題を前提にしていたが、今回は2040年問題をベースにしているという。
 「2040年問題とは何か?まず総人口が減る。後期高齢者の人口が高止まりする。そして65歳未満人口がメチャクチャに減る。つまり患者は多いが、働き手が少なくなるのが2040年問題である。2035年になって対策を打っても間に合わないので、今回改定で働き方改革を行うことにつながっていく。これが改定のベースである」
 マスコミに大きく取り上げられた公的・公立の424病院の再編統合については、病床を削減すれば地域医療介護総合確保基金から交付金が出る。中林氏によると「地域医療構想を進めるために国が病床をお金で買うという措置」について、厚生労働省は424病院を「なくすとか潰すとか一言も表明していない。他の医療機関との再編統合を提案したのだが、病院名が出たことのインパクトが大きくて、感情論に発展してしまった」という。
 かりに200床の公立ないし公的病院が統合しても400床にはならず、300床になる可能性が強いが、最も影響を受けるのは統合された2病院ではなく、近隣の民間病院というのが中林氏の見立てである。民間病院の患者は、新設された300床の公立ないし公的病院に「浮気をして」移行することが十分に想定されると見ている。
 さらに200床の2病院の医師と看護師が300床の新設病院に移籍すると仮定すると、働き方改革につながる上に、診療密度が高まって診療実績は向上する。基金から交付金も出るので、プライドから他との再編統合を嫌がらない限り、424病院は悲観する必要はないのではないか。国は424病院が提供している医療を残す方針だろうと中林氏は読み解いた。

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2月16日(日)特定処遇改善計画書の見直しと実地指導対策セミナー

2月16日(日)特定処遇改善計画書の見直しと実地指導対策セミナー

特定処遇改善計画書と実績報告書作成に伴う
算定要件の再点検と確実な処遇改善の実務


 特定処遇改善計画書の提出期限が4月15日に迫り、7月には令和元年度実績報告書作成の提出を控えるなか、小濱介護経営事務所 代表 小濱 道博氏が算定要件の再点検と確実な処遇改善の実務ついて解説する本セミナーが開催された。
 初めに介護業界における人材不足について説明。2019年度の人材不足による倒産は、年度ベース最多の426件、前年度より10%増であり、求人難型の倒産が3.2倍増となっている。また、訪問介護における有効求人倍率は13倍に上昇し、全職業の平均倍率1・46倍と比べるとおよそ9倍、介護職全体の平均の3・95倍と比べても3倍以上の高さで、新たな人材を確保することが一層難しくなっている。その背景には、非正規雇用が多く、仕事量のわりに収入が低いことなどが指摘されている。更に経営概況調査によると、平成31年度の各サービスの平均の収支差率は3.1%であり、平成30年の経営実態調査では3.3%であった。昨年度より収支差率の平均値が下がった理由としては、人件費の増加や派遣社員の雇用が挙げられると説明した。

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2020年1月26日(日)リハビリテーションの将来と病院経営シンポジウム

2020年1月26日(日)リハビリテーションの将来と病院経営シンポジウム

医療機関で最も大事なことは
人材の質を担保すること


 日本のリハビリテーション医療・医学は、かつてはリハの専門医が存在せず、セラピストも少なかった。その後計画的に専門医やセラピストを養成し、リハビリテーションの提供量を増やして2000年4月に回復期リハビリテーション病棟が創設された。以来、全国各地で回復期リハビリテーション病棟が開設され、日本のリハビリテーション技術は長足の進歩を遂げ、介護施設での提供サービスも含めて世界的な水準に達した。
 本シンポジウムでは、日本のリハビリテーションの現状、ベトナムのリハビリテーション事業、さらに2020年度診療報酬改定を見据えたリハビリテーションと病院経営などをテーマに取り上げた。
 基調講演で、最初に登壇した公益財団法人日本リハビリテーション医学会 理事長の久保俊一氏は「わが国のリハビリテーション医学・医療の将来とビジョン」と題して講演した。
 「医療機関のリハビリテーション診療で最も大事なことは人材の質を担保すること。その根幹は教育であり、医療におけるリハビリテーション診療と巷のリハビリテーションは異なること、さらにリハビリテーション医学で何を教えるかを明確にしておかないと共有財産にならない」
 そう切り出した久保氏は、リハビリテーション医学の歴史を概観。古代ギリシャでヒポクラテスが「運動療法には年齢や健康状態の考慮が必要」と提言し、中国でも古代から運動療法の有用性が重視され、太極拳にも転倒防止のエビデンスが確立しているという。
 医療におけるリハビリテーションが本格的に開始されたのは1917年。米国陸軍によって、公的医療分野でリハビリテーションという用語が登場した。日本では60年に『リハビリテイション  医学的更正指導と理学的療法』(天児民和・中村裕著)という教科書が刊行され、その後63年に日本リハビリテーション医学会が創設された。
 久保氏が79年5月に同医学会に入会した時の会員番号は378番だったが、現在の会員数は1万1800名にまで増えた。そして96年にリハビリテーション科は標榜診療科に指定された。
 久保氏は「リハビリテーション医学・医療を正しく理解してもらうには適切な用語の使用が不可欠」として、医学・医療においては「リハビリ」や「リハ」ではなく「リハビリテーション医学・医療・診療」というような内容がわかる用語の使用が適切と指摘した。その上で、リハビリテーション医学は初代理事長により86年に定義された「障害を科学的に捉え、合理的な解決を求めるのがリハビリテーション医学」から、2017年「人々の活動を育むのがリハビリテーション医学」と再定義されたことを述べた。
 さらにリハビリテーション診療は、活動の自然経過を予測するリハビリテーション診断、活動の自然経過を最良にするリハビリテーション治療で構成され、今では、急性期・回復期・生活期のそれぞれで特色のあるリハビリテーション診療が行われていることに触れた。
 久保氏は、この診療体制を支えているのはリハビリテーション科医と理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、看護師などの国家資格が付与された専門職とで構成される世界最高水準のリハビリテーション医療チームであると言及した。

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私のVisionと経営戦略 医療福祉最前線 特集 霞ヶ関レーダー
深眼真眼 連載 接遇レポート セミナーダイジェスト

HMS 保健・医療・福祉サービス研究会 〒104-0061 東京都中央区銀座7-2-22 銀座同和ビル2F(HMSセミナールーム) TEL 03-6228-5995 FAX 03-6228-5996

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